その他機能について
「AI指示文生成」機能
「ユーザー指示」、「項目別指示」、「ユーザー指示分析」の査読種別において、「AI指示文生成」機能を利用できます。
この機能では、生成AIに指示文を作成させたり、入力した指示文の改善や修正をさせることができます。
「AI指示文生成」を選択して、指示入力欄に改善や修正の方向性に関するコメントを入力することで、生成AIがコメントに従って、指示文を生成または修正します。なお、コメント入力欄が空白の場合は、生成AIの判断により指示文を改善します。
AI指示文生成は何度も使用することができるため、生成・修正された指示文に対して、再度コメントを与えることで、ユーザーの意図に沿った指示文を作成することができます。
サンプル1:生成AIに指示文を作成させる
サンプル2:生成AIに指示文を修正させる
「フィードバック指示」機能
「ユーザー指示」および「技術構成比較」の2つの査読種別において、「フィードバック指示」機能を利用できます。
この機能では、生成AIの査読結果を生成AIに改善・検証させることができます。フィードバックを行うことで、生成AIに査読結果をブラッシュアップさせて、査読結果の品質向上を図ることができ、例えば、技術構成比較の段落当ての的中率向上を期待できます。
査読対象1件につき、フィードバック指示の追加件数に応じて、出力時間とコストが発生します。
例)査読対象100件に対して、2つのフィードバック指示を追加した場合、300件分の時間とコストが発生します。
指示文を入力後、「フィードバック指示を追加」をクリックし、以下のいずれかの項目を選択します。
査読結果改善:出力した査読結果を生成AIにブラッシュアップさせて、改善した査読結果を出力します。
査読結果統合:査読結果が複数ある状態で、複数の査読結果の内容を総合勘案して最適な査読結果を出力します。
自由指示:ユーザーが任意の指示を与えて、生成AIに査読結果をブラッシュアップさせて、出力します。
設定完了後、査読設定を保存して、査読を実行します。
査読結果画面では、AI査読として、フィードバック指示を追加した件数に応じて、査読結果#が生成されます。
今回のサンプルでは、2件のフィードバック指示を追加したため、合計3件の査読結果が生成されています。
サンプル:フィードバック指示の出力
査読結果#1:通常の査読結果
査読結果#2:#1の結果に対する「査読結果改善」による査読結果
査読結果#3:#1-2の結果に対する「査読結果統合」による査読結果
「コンテキスト・応答例追加」機能
「ユーザー指示」および「技術構成比較」の2つの査読種別において、「コンテキスト・応答例追加」機能を用意しています。
この機能により、追加の専門知識や、ユーザーにとって望ましい応答例を入力することが可能です。
これらを入力し、ユーザーが求める回答の方向性を明確に示すことで、より意図に沿った回答の生成が可能になります。
「コンテキスト・応答例追加」入力欄の表示

選択した査読種別によって、メニュー表示箇所がやや異なりますが、各画面の「コンテキスト・応答例追加」をクリックします。
コンテキスト・応答例の入力

「コンテキスト・応答例追加」をクリックして表示されたコンテキスト入力欄に、必要事項を入力してください。
【入力内容】・ユーザー指示
AIに事前にインプットしておきたい専門用語の説明および解釈を入力します。
・システム応答
上記指示内容に対する、生成AIの望ましい応答例を入力します。
「抽出タグを追加」機能
「ユーザー指示」および「技術構成比較」の2つの査読種別において、「抽出タグを追加」できる機能をご用意しています。
この機能により、生成AIによる査読に際して、抽出したいタグルールを設定することができます。抽出タグは、「査読アシスタント」機能を利用することで、タグ項目による集計・可視化、絞り込みが可能になります。
マップ連携におけるタグの利用方法については、「STEP3 査読結果の確認 | マップ連携機能」を参照ください。
抽出タグ入力欄の表示・確認

上記のように、査読種別によって、表示内容はやや異なりますが、「抽出タグを追加」欄を利用します。
「ユーザー指示」においては、指示文入力欄の下部にある「抽出タグを追加」をクリックします。
「技術構成比較」においては、デフォルトで抽出タグ設定欄が表示されています。必要に応じて、「抽出タグを追加」することができます。
抽出タグ設定内容の入力
表示された抽出タグ設定欄に、AI査読時に抽出したい内容および抽出ルールを設定します。
テキスト抽出、テーブル抽出、ラベル設定をはじめ、数値によるフィルタリングなどが可能です。
抽出事例の紹介
・結果からテーブルを抽出
「結果からテーブルを抽出」は、生成された結果のうち表形式で出力された部分を抽出できます。
指示文において、出力形式を以下図のように、表形式で出力するように指定してください。
生成された結果が、指示文の指定どおり表形式で出力されているか確認してください。
「エクセルDL」を実行すると、表形式の出力結果がセル毎に出力されています。
・結果からラベルを抽出
「結果からラベルを抽出」は、生成された出力結果に対して、所定の出力フォーマット(【ラベル名開始】など)を指定することで、ラベルを抽出できます。
生成された出力結果で、指定したフォーマットに従って出力されているか確認してください。
抽出されたラベルは、「AI査読アシスタントを有効」にすることで、マップ可視化の軸として使用することができるようになります。