STEP1 【査読条件設定】 項目別指示
項目別指示は、項目ごとに指示文を入力することで、複数の観点に対して同時に各項目の文を生成します。
各項目はユーザー指示と同様、自由文形式のほか、特定のラベルから1つまたは複数を選択するラベリングにも対応しています。
査読種別の選択

指示内容の入力
「項目別指示」では、複数の観点に基づいて、指示文を作成し、その指示文ごとに生成AIの出力を得ることができます。
指示文作成にあたっては、ラベリング機能も利用することができます。
さまざまな利用方法がありますが、下記に一例をご紹介いたします。
項目1の作成(例)
「項目別指示」選択後に表示される上記指示内容入力欄に、AIに査読させたい項目名及び付与ルール等を設定します。
【設定内容】
①名前:登録する指示内容に基づいた任意の名前を入力します。
②ラベル:「項目別指示」では、AI査読結果において、任意に設定したラベルを自動付与させることができます。
※ラベルの追加手順については、下記記載の「項目3の作成(例)| ラベルの追加」を参照してください。
③ラベル付与方式:上記②で設定・追加したラベルのうち、1つだけ付与させるのか、または複数付与を可能とするのかを設定します。
④付与ルール:指示文(プロンプト)にあたります。AIに査読させたい内容をテキストで入力します。
上記1つ目の項目設定が完了したら、「項目を追加」をクリックし、2つ目の指示を設定するための指示欄を新たに追加します。
項目2の作成(例)
追加された指示内容入力欄にて、さきほど同様の手順で、2つ目の項目指示内容を入力し、必要に応じて、さらに「項目を追加」をクリックし、指示内容を入力します。
項目3の作成(例) | ラベルの追加

項目別指示では、AI査読結果において、任意に作成したラベルを付与させることが可能です。
ラベルを作成する場合は、項目名の設定後、下記手順にて作成してください。
①「ラベル追加」をクリックし、表示されるテキストボックスに、ラベル名を入力していきます。
ラベルは、査読時に付与したいラベルをすべて、必要な数だけ追加・作成してください。
※「ラベル一括追加」機能を利用すると、個別ボックスへの入力ではなく、まとめて一括して入力することができます。
②「ラベル付与方式」の選択
①にて作成した複数のラベルについて、どれかひとつだけを付与するのか、あるいは複数付与を可とするのか、どちらかを選択します。
③「付与ルール」の入力
①にて作成したラベルについて、それぞれどのようなルールで付与させるのか、各ラベルの定義および付与ルールについて説明し、指示文として入力します。
作成した指示文の検証
指示内容を入力後、「項目別指示文を検証」をクリックします。
この検証機能により、入力した指示内容にもとづいた場合、どのようなAI査読結果が生成されるかを事前に検証することができます。
大量の査読対象集合をAIに査読させる前に指示文を最適化することができ、無駄な生成コストを抑えることが可能です。

査読対象データの取得
「項目別指示文を検証」をクリックすると、上記の検証画面が立ち上がります。
画面左側に反映されている項目別指示内容を実行したい査読検証用の任意の特許公報番号を①「査読対象データの取得」欄に入力し、②査読対象項目をドロップダウンリストより選択(※複数選択可)します。
上記設定後、「取得」をクリックします。
これにより、入力された任意の特許公報から、選択された項目が「査読対象データ [対象特許]」ボックスに取得され、公報原文が確認できる状態になります。
生成AI関連設定
続いて、③査読に使用するAIモデルを選択し、必要に応じて、「サンプリング温度」「シード」を設定します。
■AIモデル設定について・Patentfield AIRで利用可能な生成AIモデルは、
こちらを参照ください。
・なお、選択するAIモデルによって、生成コストが異なる点にご留意ください。
検証を開始
AIモデル設定完了後、④「検証を開始」をクリックします。
生成結果の確認
④「検証を開始」すると、「ステータス」情報とともに、⑤「AI査読結果」が表示されます。
上記で取得した検証用査読対象データの公報内容と照らし合わせながら、作成した指示文が意図したように機能しているかどうか、生成されたAI査読結果を確認します。
意図したように機能していない場合は、設定した項目別指示文を見直し、再度上記ステップ実行し、検証を繰り返します。
※なお、「検証を開始」の実行に際しても、生成コストが発生します。
■ステータス情報
当該公報内容の検証において要した生成コストならびに取得時間情報を確認することができます。
査読条件への反映
検証結果に問題がなければ、最後に⑥「反映」をクリックすることで、「新規査読設定」画面に戻ります。
以降の流れは、全査読条件共通フロー、STEP1の「設定内容の確認」以降 を参照ください。
APPENDIX
「テンプレートから入力」機能
一度入力した項目別指示内容はテンプレートとして保存し、いつでも呼び出して使用することができます。
「テンプレートから入力」を選択すると、事前に作成し、保存しておいたテンプレートが選択可能で、これらを利用・編集した項目別指示内容の入力が可能です。
【利用方法】
・「テンプレートから入力」をクリックします。
・表示される「保存した項目別指示文」一覧画面より、利用したい指示文の「反映」をクリックします。
これにより、「新規査読設定」画面に、選択した指示文が反映されるので、必要に応じて、追記・編集してください。
「プリセットから入力」機能

「プリセットから入力」を選択すると、Patentfield AIRにて事前にご用意しているプリセット文の選択が可能で、これらを利用、編集したユーザー指示文の入力が可能です。
【利用方法】
・「プリセットから入力」をクリックします。
・表示される「プリセット項目別指示文」一覧画面より、利用したい指示文の「反映」をクリックします。
これにより、「新規査読設定」画面に、選択した指示文が反映されるので、必要に応じて、追記・編集してください。
※現状、項目別指示文のプリセット指示文は2つですが、今後、追加される可能性があります。