R&Dや事業企画の現場では、「この技術はどこで使えるのか?」が議論となることが少なくありません。
以下のような検索式を作成し、ヒットした集合について用途探索に関わる処理を行なっています。
(KWC:金属積層造形 OR KWC:金属3Dプリンタ OR KWC:金属3Dプリント OR KWC:金属3Dプリンティング)
(KWC:積層造形 OR KWC:3Dプリンタ OR KWC:3Dプリント OR KWC:3Dプリンティング) AND FI:B22F*
FI:B33Y* AND (KWC:金属 OR KWC:合金)
AD:2015-01-01~2025-09-30
(L:1 OR L:2 OR L:3) AND L:4
以下のSTEP1、STEP2、STEP3とを順番に処理し、出力。#STEP1
各特許出願について、「AIサマリー用途」「AI サマリー用途自由分類」の内容に基づいて金属3Dプリンタで加工可能な製品名を抽出。抽出した製品名をグルーピング。
・抽出単位は製品名(例:「誘導加熱コイル」「金型インサート」「熱交換器フィン」)。
・複合表現は分割(例:「誘導加熱コイル、自動車部品」→「誘導加熱コイル」「自動車部品」)。
・名寄せ(正規化)を行い、同義語の重複を排除(例:「自動車部材」「車両部品」→「自動車部品」)。
・出力結果は、箇条書きでリストアップ。
#STEP2
STEP1で作成したグループに基づいて、製品名と企業との対応表を作成してください。
・製品名は、製品単位で記載してください。具体的に「誘導加熱コイル、自動車部品」とある場合は、誘導加熱コイルと自動車部品とわけて記載すること。
・ある商品について複数の企業が出願している場合、企業名は","で区切り一つにまとめること。例えば、「誘導加熱コイル」の場合、「トヨタ自動車株式会社、光洋サーモシステム株式会社」ように記載。
・複数の行で製品名が重複しないように作成
・製品名はSTEP1の正規化後の表記で統一。
#STEP3
STEP1でグルーピングした用途グループ名列と用途製品名列を準備し、対象集合の特許出願について、各列に記載。用途記載がないものは、”記載なし”と記載。出力結果は、表形式で公報番号、出願年、出願企業、用途グループ列、用途製品名列を含めること
STEP1では、グルーピングして箇書きでまとめています。
STEP2では、製品名と企業名との対応表を出力しています。各製品について、どのような企業が何に取り組んでいるのかを知る手掛かりとして利用できます。
STEP3では、特許出願ごとに用途候補の製品名との対応表とを出力しています。特許出願と対応づけておくことで、特許出願から具体的な製造過程が抱える課題を知るヒントを得ることができます。
以上のようにAIサマリーとPatentfieldAIRとの組み合わせることで、技術の用途先候補のリストアップを短時間で実施することができます。